新型Procaliber(プロキャリバー)- XCレースだけでなくグラベル用途の選択肢にも。コスパも良くない?

2024年9月7日

最近XCレース用のハードテールのアップデートを目にする機会が減っているような気がしていませんか? Supercaliber(スーパーキャリバー)などのショートトラベルフルサスペンションバイクの急増により、ハードテールのような剛性の高いフレームの需要が無くなったようにも思えます。でも実際そうでしょうか?

やっぱり純粋なハードテールの感触やメンテナンスが必要となる可動部分がないフレームに勝るものはありません。可動部品は汚れなどで異音が発生しやすかったりもしますので、ハードテールXCレースバイクという選択は実は賢い選択なのかもしれません。構造はシンプルだし、軽量だし、担ぎやすいし。

おまけに、ハードテールでないと味わえないライド感覚、ハードテールにしかない速さ...が実は楽しいし。オンロード、グラベルトレイル、どこでも走れるし。...みたいな。

そこで提案があります。

グラベルロードの代わりにハードテールXCレース系MTB「Procaliber gen3」でグラベルライドはいかが?

軽量のショートストロークハードテールマウンテンバイクのフィールドだったような場所をドロップハンドルのグラベルロードバイクで楽しむことが世界的に流行ってはいますが、ライディングスキルが不足がちな初心者や週末ライダーがグラベルロードバイクで本当に荒れた路面のライドを心底楽しむことができるでしょうか? 軽量ハードテールマウンテンバイクこそ安定感があり選択肢としてありなのではないでしょうか?

しかも、プロキャリバーGen3は、カーボンモデルもアルミモデルもコスパ抜群、ちょうど良い価格帯にラインナップがハマってます。

マウンテンバイクからこの世界に入った私個人的には、グラベルロードバイクよりもプロキャリバー第3世代の方が同じグラベルルートをサイクリングするにしても断然楽しそうに思えてしまいます。

グラベルだけでなくマウンテンバイクらしくシングルトラックも攻めることができるし、荒れたグラベルのくだりでも、急峻な登坂もあるマラソンライド的なグラベル用途にも、バッグ類を取り付けるダボ穴こそありませんが、正直『プロキャリバーGen3』の方が個人的にはいいなーと思っています。

軽さこそグラベルロードバイクのCheckpointやCheckmateには敵いませんが、スポーツ自転車としては十分な軽さを誇るXCレースマシンですし。

ぜひグラベル用途の選択肢に加えていただければ。

さて、随分と前置きが長くなりましたが第3世代の『Trek Procaliber』についてご紹介してまいりたいと思います。第2世代からの変更点については後半でより詳しくご紹介しますが、まずはラインナップからみていきましょう。

Procaliber Gen3 ラインナップ数が増加

プロキャリバー Gen3はアルミフレームが1モデル、カーボンフレームが2モデルと、アルミモデルが新たに追加されました。アルミモデルのプロキャリバー8は20万円台、カーボンの2モデルも30-40万円台となっています。

どれもイカしたカラーです。ぜひ画像をクリックして商品詳細ページで他の画像も価格もチェックしてみてください。

かなりかっこいいです。そしてかなり魅力的な価格です。

1)Procaliber 8 Gen3(画像クリックで詳細ページにGo!!)

Procaliber 8 2025年モデルを斜め前方から全体を撮影した写真

2)Procaliber 9.5 Gen3(画像クリックで詳細ページにGo!!)

Procaliber 9.5 Gen3(プロキャリバー9.5 Gen3)2025年モデルの斜め前方からの全体像

3)Procaliber 9.6 Gen3(画像クリックで詳細ページにGo!!)

Trek Procaliber 9.6 Gen3(トレックプロキャリバー9.6 Gen3)2025年モデルの斜め前からの全体像

 Procaliber Gen3 はいい方向に進化した(Gen2からの変更点)

第3世代のプロキャリバーのフレームにはサスペンション的構造部品『Iso Speed』がなくなり、煩わしかったノックブロックもなくなりました。これまでで最もシンプルで軽量なフレームになりました。

『Iso Speed』に代わり『Iso Bow』を採用

『Iso Speed』に代わり『Iso Bow』が採用されました。この 『Iso Bow』にはちょっとした逸話があり、サドル着席時の縦方向の柔軟性はブラインドテストで違いに気づかなかったといいます。

タイヤクリアランスも大きくなり、フロントサスペンションフォークのトラベル量も120mmにロングストローク化され、ヘッドアングルも下り坂での操作性を最大化させるためより寝かした角度が採用されました。

アップデートされたジオメトリ

サスペンションのアップデートに伴い、ジオメトリもアップデートされました。今回のアップデートはちょっとした調整以上のものです。Procaliberをメインバイクとして使用するライダーにとってより魅力的なバイクにするために、ヘッドアングルは68.8度から 67度になり、シートチューブの有効角は73.8度から74.3度と少し立ち気味になりました。

新型プロキャリバーはリーチも更新されました。ハンドリングを落ち着かせたのでよりリラックスしてより自信を持って走ることができるようになっています。速度も上がると思います。

フローティングディスクブレーキマウントを新採用

新型プロキャリバーには、すでにSupercaliber Gen2 に採用されているブレーキマントが採用されました。改良されたフローティングディスクブレーキマウントにより、ブレーキ制動をシートステーのたわみから分離させたのです。この設計によりブレーキの安定性も向上しています。

最後に

軽量はハードテールXCレース向けマウンテンバイクの『トレック プロキャリバー Gen 3』は、XCレースはもちろんグラベルライドにも対応できちゃいます。と申しますか、林道ライド、パスハンティングは軽量ハードテールマウンテンバイクのおすすめの楽しみ方です。もちろん里山までのオンロードの自走も街乗りも。

Procaliber gen3 は、一台あればさまざまな楽しみ方ができる魅力的なスポーツバイクです。ご不明な点があれば私たちバイクプラススタッフ(スタッフ紹介)にお気軽にご相談ください。

プロキャリバーコレクションは下記リンクでしっかりとご紹介しています。

Trek Procaliber Gen 3 Collection

https://bike-plus.com/collections/procaliber