TIMEペダルレビュー:膝に優しく、はめ外ししやすい至極のペダル。

2024年2月4日by さいたま大宮バイクプラス
TIMEペダルの写真

突然ですが、ビンディングペダルと言えばどのメーカーを思い出しますか?

おそらくほとんどの方々が「シマノ」となるはずです。お客様のほとんどが、「ビンディングにしてみたいけど...とりあえずシマノはみんな使っているし良いって聞くからそれにしようと思うだよね〜」といった回答になります。

ちなみに私もシマノはもちろん、LOOK、スピードプレイなどを使っていましたが、早々に壁にぶち当たりました。

  • 膝が痛い〜!!!!!

  • カチッとハマりすぎて外れなくて立ちゴケした!

このようなビンディングペダルを経験した方なら誰もが通る壁ではあると思いますが、そのような壁を少しでも和らげてくれるペダルが今回私がご紹介する『TIME』のビンディングペダルなのです!!!

そんな魔法みたいなペダルとは一体どのような物なのか!? 今回は私の主観も含めこの『TIME』ペダルをインプレッションしていきたいと思います!

 

\\こちらのページで紹介するTIMEペダルたち//

TIMEペダルとは?

TIMEペダルについて

そもそもそんなに激推しの『TIME』とはなんぞやということですが、1987年にフランスで設立したペダルはもちろんフレームメーカーとしても有名な『TIME』

マルコ・パンター二、ミゲル・インデュライン等世界の名だたる有名選手たちも使用していおり、そのような有名選手からのフィードバックを受け素晴らしいペダルを作り出しております! 

またSRAMというアメリカのコンポーネントメーカーの傘下となったこともあり、プロチームでSRAMの機材を使うチームは大体が『TIME』のペダルを愛用しております。

チッコーネ選手
チッコーネ選手のTIMEペダル

もちろん我らが「リドル・トレック」も『TIME』のペダルを使っており数々の勝利を収めております♬

(私大大大好きなチッコーネ選手ももちろん愛用してます〜♪)

「身体を機材に合わせるのではなく、機材を身体に合わせること」

この信念を持ち35年以上も製品開発に励んでいるメーカーで、少しでもユーザー目線でサイクリングライフを長い目で苦なく続けてほしいという考えに惚れて個人的にも愛用しております!

膝に優しく、まるで魔法のようなペダル?

魔法のようなペダルの理由:フローティング機構とは? 

前述でもお伝えしたように「身体を機材に合わせるのではなく、機材を身体に合わせること」を信念にもつ『TIME』は、その信念を目指すべく画期的なシステムを作りました。それが「フローティング機構」です。

フローティング機構について

このフローティング機構とは、人間の足の形、角度などは人それぞれで、個人差があるのでその個人差に注目し開発された機能です。

シューズの角度(±5°)と左右位置に自由度(1.25 mm)を確保し、シューズがペダル上で固定されることなく、まるで浮いているかのように自由に動くといったイメージの機能です。

ペダリング時の関節の動き妨げず、常にペダルの中心にシューズを戻す力が働くことで、足首や膝の故障を減らし、より長い時間安定した力の伝達ができるようになっております。 

この「フローティング機構」のおかげで、個人的に長距離が楽になり気になる膝の違和感もだいぶ軽減することができました!!

シマノやLOOKのように、クリート側で遊びの調整(色分け)をするのは、どうも身体に合わなかったようで漏れなく60km以上走ると膝を痛めてましたが、『TIME』の宙に浮いているような「フローティング機構」に変えてから100km走ってもガチャ踏みしても膝を痛めにくくなり長距離のサイクリングが楽しくなりました〜♪

膝に違和感を感じている方は是非一度体験していただきたいペダルです!

魔法のようなペダルの理由:上位モデルでもペダルを外しやすい!?

皆さんもこのような経験や不安な気持ちはありませんか?

・ビンディング外れなくて転けたらどうしよう...

・立ちゴケやヒヤッとしたことがあるのでなるべく外しやすいペダルがいい...

安心してください!『TIME』は外しやすいですよ!!笑

今までシマノやLOOKなどいろんなメーカーのペダルを使ってきましたが、その中でもダントツで『TIME』が一番外しやすかったです!

上位モデルのTIMEペダル

さらにすごいのが、上位モデルでも同等の外しやすさなところです!!

ただ、外しやすいというとペダリング中に動きやすかったり、踏んだ力が逃げるのでは?もがいている最中で外れるのでは?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、そこはご安心ください!

自分の様な一般ユーザーが相当もがいたり(1000W以上)、ダンシングするくらいは普通に外れませんし、プロ選手も外れたことはないので大丈夫です。

むしろシマノやLOOKよりも個人的に踏み込みやすく、力がつま先から土踏まずまでしっかり逃げずに踏み続けられている印象です!

外しやすくて、それで持ってしっかり足に食いついてくれる『TIME』のペダルは慣れている方もですが、むしろこれからビンディングをチャレンジしてみたいという方に非常にお勧めできるペダルとなっております♪

『TIME』ペダル個人的お勧めモデル。

それでは次にこの魔法の様な『TIME』ペダルの中でも個人的に非常にお勧めで大好きなペダルをご紹介します。

ちなみに『TIME』のペダルはこれから紹介する種類以外にもペダルが存在しますので、こちらのご紹介は次回とさせていただきます。

今回は一番デフォルトな「XPRO」「XPRESSO」「XC」シリーズをご紹介します♪

ROAD用:「XPRO」「XPRESSO」シリーズ。

TIMEペダルのXPRESSO

おそらく『TIME』ペダルの中で一番有名なのがこちらの「XPRESSO」(エクスプレッソ)シリーズだと思います。

XPROシリーズよりも先に作られ、『TIME』のクリートは別名「カフェクリート」とも呼ばれることがあり、カフェにあるエスプレッソ(XPRESSO)の名前が由来というのと、『TIME』のロード用クリートは他メーカーのクリートよりも比較的歩きやすいので(歩行についてはあまり推奨ではありませんのでご注意を)その名がついたと諸説ありますが、そのように言われております。

スタックハイトの説明図

また優れている点として、前述でもお伝えした踏み込みやすい理由にもつながりますが、足裏からペダルまでの距離(スタックハイト)が短いのでダイレクトな踏み心地を味わえてしっかりとペダルに踏み込んだ分帰ってくる感覚が個人的にもたまりません!

さらに『TIME』独自の「Iclic システム(アイクリックシステム)」のお陰でハメやすさも他メーカーよりもハマりやすい印象がありますので、何度もお伝えしますがビンディング初心者の方に非常にお勧めしやすいペダルとなっております♪

TIMEペダルのXPRO

その「XPRESSO」シリーズの進化系でよりスピード、軽さに追求したモデルが2017年に新しく誕生した「XPRO」シリーズになります。

こちらは「XPRESSO」シリーズに比べ、ペダルの形状が大きくよりパワー伝達、快適性を向上させており、底面にエアロプレートをつけているのでエアロ効果を最大限に発揮し踏んで生み出したパワーを無駄なく速さに変えてくれるプレートです。

さらにプラットフォームが大きにも関わらず軽量で、耐久性も向上しているので過酷な状況下でも安心して使えるペダルとなっています!

自分で言うのもなんですが、個人的には過酷な状況を好む?のでこちらのモデルを愛用しています〜笑笑

下記に「XPRESSO」「XPRO」の詳細を表にしましたのでこちらも是非参考にしてみてください♬

XPRO15

XPRO12

XPRO10

XPRESSO7

XPRESSO4

XPRESSO2

重量(片側)
87g
94g
113g
99g
115g
115g
シャフト
中空チタン
チタン
中空スチール
中空スチール
スチール
スチール
ベアリング
セラミック
スチール
スチール
スチール
スチール
スチール
ボディ
カーボン
カーボン
カーボン
カーボン
コンポジット
コンポジット
底面エアロプレート

OFF ROAD用(XC用):「XC」シリーズ。

TIMEペダルのXC

次にご紹介するペダルが、グラベルなどのオフロードやゆるぽた&観光ライド時にお勧めの「XC」シリーズです!

こちらのペダルはどうしてもロード用ペダルが有名であまり日の目に当たらない商品で非常に残念なので熱弁させてください!!笑

DOMANEで観光ライドしている様子

話が脱線しますが、意外と皆さん観光ライド、ゆるぽたの時に歩くと思いますが、ロード用だと歩きにくくないですか?

最近スタッフでカフェ部と言うのを立ち上げ、観光やカフェライドをする機会が増え以前からロード用クリートの不便さに悩まされてきました...

どうしてもロードはロード用と決めつけてしまう傾向が自分はもちろん、ご来店されるお客様もおっしゃってましたが、そんな法律はありません!!!笑

騙されたと思って「XC」シリーズのようなオフロードペダル、シューズで走ってみてください!ゆるぽたしか勝たん!!となります〜笑

オフロードシューズとXCペダル

なので、私はゆるく走る際は必ずペダルを変えて走ります。

自分が愛用している『TIME』の「XC8」はオフロードペダルの中でも軽量で、ロード用と同様にはめ外ししやすいモデルです!

ATACクリートとATAC EASYクリート

さらに『TIME』のオフロードクリートは2種類あり、食いつきのいい「ATAC 13/17° クリート」(XC12、8、6に付属)と外しやすい「ATAC EASY 10° クリート」(XC4、2に付属)で構成されており、初心者から上級者まで幅広く安心して使えるラインナップになっております。

またペダルも特殊で、オフロード等の砂利、小石がペダル内に侵入した場合でもクリートキャッチをする前のタイミングでそれらゴミを除去してくれる形状をしており、泥つまりなどによるペダルのはめにくさを大分解消してくれます。

ゆるポタからグラベルまで幅広く活躍する「XC」シリーズ非常にオススメです!

XC12

XC8

XC6

XC4

XC2

重量(片側)
124g
143g
145g
147g
151g
シャフト
チタン
中空スチール
中空スチール
中空スチール
スチール
ベアリング
スチール
スチール
スチール
スチール
スチール
ボディ
カーボン
カーボン
複合( Glass-filled)
複合( Glass-filled)
複合( Glass-filled)
付属クリート
ATAC cleats
ATAC cleats
ATAC cleats
ATAC Easy cleats
ATAC Easy cleats

皆さんも『TIME』ペダルでストレス解消しましょう!

TIMEペダルをつけたEMONDA

いかがだったでしょうか?個人的にも気に入ってしまってご来店されたお客様がペダルをお探しという時に必ずと言ってもいいくらいオススメしてしまいます!

それくらい自信をもってオススメできるペダルですので、膝の痛み、はめ外しの快適性を求めたいなどペダルに疑問をお持ちの方は是非一度今回ご紹介致しました『TIME』ペダルを是非ご検討ください!

また大宮店の方には在庫もしており、使っているスタッフもいますのでお気軽にご相談ください。

ありがとうございました♬ 以上ヒルクライム大好き坂バカのさいたま大宮店猪瀬のオススメ商品でした~(笑)

 

\\こちらのページで紹介したTIMEペダル一覧//