TREK Domane AL 2のDi2化 | 12速105電動化で快適なライドへ!

2025年1月28日by 三郷バイクプラス

こんにちは!三郷店の瀧澤です。

今回はTREKの人気ロードバイク「Domane AL 2」をシマノの電動コンポーネント「105 Di2(R7100シリーズ)」で12速化した事例をご紹介します。

「Di2化で何が変わるの?」「Domane AL 2でも対応できるの?」そんな疑問をお持ちの方は必見です。この記事では、Di2化のメリットや必要なパーツ、施工手順、さらには完成後のビフォーアフターまで詳しく解説します。ぜひ最後までご覧ください!

そもそもDi2化のメリットとは?

  • 変速性能が格段に上がる
  • レバー操作がスイッチ操作になり変速がかなり楽になる
  • フロントディレイラーのオートトリム機能で快適
  • ワイヤーが原因の変速の不調がなくなる
  • ケーブルが少なくなるのでハンドル周りがスッキリする
  • アプリでカスタマイズが出来る
  • ガーミンなどのサイコンとペアリングでバッテリーやギアのインジゲーターを可視化できる

Domane ALはDi2化できるのか?

ドマーネAL2の完成車

Domane ALは、他のモデルとは異なり、Di2化する際のケーブルの出入り口がフレームに設けられていません。そのため、配線をどのように通すかが課題でした。

結果として「配線は(工夫次第で)通せる!=12速Di2化は可能」なことを確認しました。新型Di2のケーブルは旧型よりも細くコンパクトになっているため、フレームのネジ穴を通すことが可能だったのです。

これは嬉しい発見で、従来Domane ALで電動コンポーネントを使用する場合は

  • バッテリーを外付けして11速のDi2を使用する
  • 完全無線のSRAM電動コンポーネントを選ぶ

といった選択肢でした。しかし、最新のシマノ12速Di2をフレームに適切に取り付けられることが分かったことで、選択肢が大幅に広がりました。

詳しくは以下の「作業開始」の項目で紹介しますのでお楽しみに!

12速Di2化をするにあたって必要なパーツ

シマノR7100シリーズ105DI2のコンポーネント

今回はShimano 105の電動コンポへの載せ替えをします。

シマノのDi2化をするのにあたって必要なパーツは、

  • STIレバー
  • フロントディレイラー
  • リアディレイラー
  • チェーン
  • カセットスプロケット
  • ボトムブラケット
  • バッテリー
  • 接続ケーブル
  • 充電器
  • バッテリーホルダーなどのグロメット

になります。

👇Shimano 105の電動コンポの魅力深堀りブログ👇
R7150新型シマノ105Di2の良さをスタッフが徹底解説!

シマノR7100シリーズDi2にアップグレード

元々Domane AL2に付いてくるコンポーネント「Claris」からShimano 105 Di2への載せ替えなので、変速段数は8速から12速に(なんとリアだけで4速も増える!)

ブレーキも機械式から油圧式にアップグレードします。

ではどうやって配線したのか。実際の作業の様子をお見せしたいと思います。

作業開始

パーツを外したドマーネAL

まずは元々付いていたパーツコンポを全て外します。

ST-R7170をハンドルに取り付け
BR-R7170のフロントキャリパー
BR-R7170のリアキャリパー

レバーとブレーキを取り付けます。シマノの新型Di2はセミワイヤレス仕様でレバーは無線で、前後ディレイラーは有線でバッテリーと接続します。

シートポストにバッテリーホルダーを使ってバッテリーを取付

バッテリーはシートポストの中に納めます。そのままだと固定が出来ないのでバッテリーホルダーを使って固定します。

シートチューブのダボ穴からケーブルを出す
BB下からケーブルを出す

Domane ALはDi2の配線を出すための出入り口がないので、今回は泥除けを取付時に使うネジ穴とBB下のケーブルガイドのネジ穴からケーブルを出します。

ボトムブラケットを取付
FC-R7100クランクを取付

BBとクランクを取付ます。

FD-R7150を取付
RD-R7150を取付

Domane ALはフロントディレイラーはバント式で取り付けをします。

ただ、Di2仕様のフロントディレーラーは直付けタイプなので、アダプターを使ってバンド式に変換して取り付けます。リアディレイラーも取り付けます。

CS-HG31のカセットスプロケットとCS-HG710のカセットスプロケット

カセットスプロケットも8速から12速になり、11-32Tから11-36Tになります。Domane ALは11速対応のフリーボディが付いているので12速のカセットスプロケットをそのまま取付けることができます。

CN-M7100のチェーン取り付け

さらにチェーンを取り付けて、調整ををすすめます。

ドマーネALにチネリのバーテープを巻いている

バーテープを巻いて完成です。

載せ替え後の車体重量は10.30㎏。なんと約480gの軽量化が出来ました!

Before&After

Before

 

After

R7100シリーズのDi2はセミワイヤレスタイプでレバーからのケーブルがないのでハンドル周りがよりスッキリしました。

Domane ALはフロントダブルの場合、チェーンリングサイズは50-34が最大となっていますので、50-34の歯数のクランクを採用しています。

カセットスプロケットは11-32Tから11-36Tをお選びいただき、登りも快適仕様となっております。

ブレーキも油圧式になりブレーキ操作がもかなり軽いタッチになりました。

もともと快適で乗りやすいDomane ALがより乗りやすくなりました!

シマノDi2の機能のご紹介

便利な機能

フロントディレイラーのオートトリム

ロードバイクの場合、フロントとリアのギアの組み合わせによってはチェーンにフロントディレイラーに当たってしまうことがあります。その際に「トリム操作」と言って変速機を少しだけ動かす機能が備わっています。

ワイヤー引きの場合はいちいち操作が必要なのですが、Di2はそのトリム機能がオート(自動)!変速の位置を把握して、いい塩梅に調整をしてくれます。優秀で快適。

シンクロナイズドシフト・セミシンクロナイズドシフト

リアのギアチェンジに対して設定したギアに到達したらフロントギアの操作を自動で行うモードがシンクロシフトです。

フロントのギアチェンジに対してリアが設定したギア数動くモードがセミシンクロシフトです。モードは簡単に切り替えができます。

D-FLY

ワフーエレメントロームでD-FLYを接続

互換性のあるサイクルコンピューターやアプリなどと接続できる機能です。バッテリー残量やギア位置などをサイクルコンピューター上などで可視化できるようになります。

E-Tube projectアプリを使ってできる設定

好みに合わせていろいろカスタムができます。

レバーのカスタマイズが出来る

アプリで変速レバーのカスタマイズ

レバーの操作設定が出来ます。

リアの多段変速設定

アプリでリアディレイラーのカスタマイズ

変速スピードや長押しをした際の段数の動く設定が出来ます。

シンクロナイズドシフト・セミシンクロナイズドシフトの設定

シンクロナイズドシフトの設定

リアのギアがどこに到達したらフロントを動かすかを設定できます。

アニメーションなどがあり確認もしやすいです。

セミシンクロナイズドシフトの設定

フロント操作をした際のリア変速が動く段数を決められます。

FRONT SHIFT NEXT(フロント シフト ネクスト)

フロントシフトネクスト

最近追加された機能で、1つのボタンでフロントのアップとダウン変速をできるようにする機能です。

載せ替えのご相談は店頭にていつでも!

ここまでお読みいただきありがとうございます。ちょっとでもDi2化に興味が出てきたら、まずはお気軽にご相談いただけると嬉しいです。カスタマイズの相談は店頭にて随時承っております。

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今回のブログではDomane AL 2の電動化を紹介しましたが、同じフレームを使ったDomane AL 4やDomane AL 5も同様のカスタムが可能です。ぜひ一度ご相談ください。

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