クロスバイクの重さ - 軽さに囚われすぎず本当に満足できるモデルを見つける方法

2024年11月14日by さいたま大宮バイクプラス
クロスバイクの重量に囚われすぎると大事な部分をい見落としかねない

初めてのクロスバイク選び、ついつい重量ばかりに目が行きがちですが、軽さばかりに注目して選ぶと後で後悔する可能性があります。

今回はカタログ上の軽さを重視してクロスバイク選びを進めると見落とされがちな大事なポイントを深掘りしてご紹介します。

 


クロスバイク選びで「軽さ」に囚われすぎない方が良い理由

1. そもそも十分軽量である

グローバルなスポーツバイク専門メーカーが作るクロスバイクはそもそも片手で持てるくらいに十分軽量です:

  • アルミフレームモデル:価格帯にもよるが大体11kgから13kgくらい
  • カーボンフレームモデル:10kg台

大手通販サイトなどで売られているスチール製の激安クロスバイクルックモデルは14kgを超えてくる重ためのモデルが多くなりますが、11kgから13kgの中での重量差にはあまり囚われすぎないようが良いでしょう。

2. 軽さ以外にも重要な性能がある

クロスバイクには重量の違い以外にとても満足度に影響する性能の違いがあります:

  • 実際の乗り心地や推進力、速度維持力など、フレームメーカーが開発に力を注いでいる自転車本来の性能を重視するべき。
  • 長く安全に乗れる強度、耐久性も重要。
  • 満足度や楽しさには軽さよりもライド中の快適性がかなり影響する。
  • 軽量化のために、重要な機能や性能が削られていることがある。

3. 軽量化の裏で犠牲になりがちなポイント

カタログスペック上の重量を軽くすることを優先した結果、以下の要素が、性能面で妥協されている場合があります:

  • 拡張性:キャリアダボやフェンダーダボが省かれていて、荷物を積んだりフルフェンダーをつけたりする拡張性で劣る。
  • ブレーキ性能リムブレーキはディスクブレーキより軽量だが、制動力や耐久性で劣る。(油圧ディスクのメリット
  • ホイールの耐久性:スポーク本数が少ない、またはラジアル組みのホイールは軽いが、強度や耐久性が犠牲になる。
  • タイヤの太さ:細身のタイヤは軽量化につながるが、乗り心地や安定感に影響する。
  • サドルの座り心地:薄めのサドル、細めのサドルはそれぞれ軽量化につながるが、お尻の痛さ、乗り心地に影響する。
  • フレームの設計:ヘッドチューブやコラム長を短く設計することで空気抵抗を減らし軽量化できるが、姿勢の調整幅が狭まり快適性を損なう可能性がある。
  • ハンドル幅:狭いハンドルは軽量だが、操作性や安定感に影響する。

4. 重量を気にしすぎるデメリット

軽さを最優先にすると、以下のような問題が発生しやすい:
  • 耐久性の低下:スポークやリムが壊れやすくなる。
  • 乗り心地の悪化:細いタイヤや硬いフレームは衝撃を吸収しにくい。
  • 調整や拡張性の制限:短いヘッドチューブや狭いハンドル幅は快適なポジションへの調整が難しい。

 


クロスバイク選びで重要なチェックポイント

クロスバイク選びで重要なチェックポイントをご紹介する項のアイキャッチ画像です。

軽さを優先しているメーカーのスペックチェック

軽量さを優先しているクロスバイクに見られる特徴は次の通りです。
当てはまる項目が多すぎる場合は、耐久性、乗り心地、調整や拡張性に問題が発生しやすいので慎重に見極めましょう:

  • リムブレーキ仕様
  • ラジアル組みやスポーク本数が少ないホイール
  • 細いタイヤ(30c以下)
  • 短いヘッドチューブや少ないヘッドスペーサー
  • 薄いまたは細いサドル
  • 狭いハンドル幅(560mm以下)

クロスバイク選びで見極めるべきチェックポイント

実際にお店に足を運び、専門家に用途やイメージしている楽しみ方、これまでに出てきた疑問点や不安点をぶつけ、試乗、サイズフィッティングなどを行いながら、軽量さだけでなく、以下のポイントに注目して自分に合ったモデルを選びましょう:

  1. 漕ぎ出しの軽さや速度維持の快適さ。
  2. 耐久性:通勤通学や長距離走行、荷物積載に耐えうるホイールやフレームの強度。
  3. 乗り心地の良さ:タイヤ幅やハンドル幅、上体角度と坐骨幅にあったサドル
  4. 快適で疲れにくい乗車姿勢:適切なライディングポジションの調整幅。
  5. メンテナンス性:ディスクブレーキのように耐久性が高く、信頼性のある仕様。
  6. 必要なら、キャリアダボ、フェンダーダボなどの拡張性もチェック。

 


まとめ

重量は目に見える数値として比較しやすい分、初心者にとってはわかりやすい判断基準にはなりますが、乗り心地や快適性、耐久性といった要素が実際の使用感に与える影響は計り知れません。

「軽さ=良い自転車」ではなく、自分の用途や好みに合った総合的な性能を持つクロスバイクを選ぶことが、長く満足して乗る秘訣です。

たかが数十グラムから数百グラムの重さの違いに囚われず、本当に自分にとって大事な性能を持つバイクを選びましょう。

クロスバイク選びのことならぜひバイクプラス各店スタッフまでお気軽にご相談ください。

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所沢店の中の様子をガラス越しに撮影した写真

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