バイクプラス写真部発足?カメラを背負ってサイクリングの巻

2024年10月15日by 多摩バイクプラス

唐突ですが、みなさんは自転車に乗る楽しみって何ですか?

もちろん走るのが楽しいから、乗るのに決まってるじゃん!というのが王道だとは思います。

が、ここでは自転車+自分の趣味を組み合わせて、サイクリングをアレンジする楽しみ方をご紹介!

ということで、

今回はカメラが趣味という港北スタッフ金丸と、鉄道大好きテツ店長こと多摩スタッフ河井のコラボレーション企画でお送りします(笑)

町田駅の小田急線と境川の交差点

今回のサイクリング、まずは多摩川河口に向かって走ってゆきます!

多摩店勤務のテツ店長は、近くを流れる『境川』を下るところからサイクリングをスタートしました。

川を下ること約30分でやって来たのは町田駅、小田急線をくぐった先で境川を離れて次の川をめざします。

恩田川サイクリングロードの柵にある『恩田川』の文字

つづいてやって来たのは鶴見川水系の支流『恩田川』。

ここは桜並木が見事で、春には花見サイクリングにもおすすめのコースです❤

この先サイクリングロードも整備されているので、快適に川を下ってゆきます。

恩田川と東急こどもの国線の交差点と通過するうしでんしゃ

恩田川を跨ぐ東急こどもの国線。

おだやかな陽気でまことに気持ちが良かったこの日でしたが…

秋らしい鉄道風景をと思い、花と電車が重なる構図を作っていたところに、ちょうど電車がやってきてしまうというアクシデント!!

あわててシャッターを押したものの電車は通り過ぎて、花の裏側にちょっとだけ電車の顔が写っていたという残念な画に(爆)

白黒まだら模様の牛柄ラッピングがされた『うしでんしゃ』を入れて撮りたかったのですが…

せっかくなので、折り返しが戻ってくるまで待つ誘惑に駆られましたが、そうすると待ち合わせ時間に間に合わなくなりそうなので、ここはグッとこらえて先に進むことにしました(涙)

鶴見川サイクリングロードの鴨居付近風景

ということで恩田川を下った先で、本流の『鶴見川』に合流!

ほぼ定刻に待ち合わせてポイントで、港北店方面からやってきたスタッフ金丸とも合流することができました!!

走りはじめて間もなく、新横浜近くまで下ってくると、右岸に巨大な『日産スタジアム』が見えてきます。

このあたりは『鶴見川多目的遊水地』という洪水調整施設になりっており、その一角にある『遊水地管理センター』という建物が気になって、ちょっと寄り道することに…

なにが気になったかというと、そこに出ていた『鶴見川産鮎』というのぼりなのでした。

『清流の女王』と呼ばれる鮎を、まさか鶴見川で見られるの?!という好奇心に駆られて立ち寄ってみると、立派な鮎が水中で舞っているではないですか!!

その他にも鶴見川に生息する主な魚類が展示されていて、あたかも小さな水族館の様相なので、鶴見川サイクリングの立ち寄りスポットにもオススメですね♪♪

肝心の鮎は動きが早すぎてうまく写真に収められずゴメンナサイ…

新横浜からさらに鶴見川の右岸を下ってゆきます。

このあたりは土手の上と下に道が整備されていますが、土手の下側の方が通行しやすくてオススメかと思います。

東横線と交差するあたりが『綱島』で、この先の『末吉橋』で左岸に渡ったら鶴見川とはお別れして、次の多摩川に向かって針路を進めます。

地図をみると、このあたりが鶴見川と多摩川の一番接近している場所で、およそ4kmほど横に移動すると、多摩川にアクセスすることができるのです。

国道15号線の『六郷橋』付近から、こんどは多摩川サイクリングロードの乗り換えて、ここからは多摩川の河口をめざします。

河口に向かって走り出すと、なにやら古くて立派な水門が現れました!!

鉄筋コンクリート製門柱のてっぺんには、なんかよく分かりませんがこれまた立派な装飾が施されていて、ただならぬ存在感を放っています。

こちらは『川崎河港水門』と呼ばれる施設だそうで、今から100年近く前に造られていて、国の登録有形文化財にも指定されている歴史的建造物だそうですから、ありがたく拝んで行きましょう!

一見不気味?な装飾ですが、これは当時川崎で名産だった梨・ブドウ・桃などをあしらったデザインなのだそう…

しかしながら、昔の人のモノ造りにかけるこだわりや情熱が伝わってくるような気がしませんか?

じつは多摩川河口部のサイクリングロードは今回はじめて走りましたが、道幅も広く舗装もきれいでてじつに走りやすい道でした♪♪

河原もひろく見通しも効くので、とても気分良く走ることができます。

対岸に羽田空港が見えてくると、サイクリングロードはだんだんと道が狭くなってゆき、最後はぷつりと道が無くなって前触れなく終了するというオチ…

河原にはポツンと多摩川河口の碑が立っていて、ここが河口なのだと知らせてくれますが、ちょっと寂しい終わり方です。

想像していた河口風景とは少々違いましたが、とりあえず河口まで完走したことは確認できたので、ここはさっさと折り返して次の寄り道スポットへ…

お次は多摩川河口から少しさかのぼった右岸側にあるの『川崎貨物駅』です!!

貨物駅という名前のとおり貨物専用のターミナルでして、ここから先の工業地帯にある工場に向けて貨物専用線が出ていてるのですね。

ということで、ここでしばし鉄道観察&写真撮影タイム♪♪

ここには神奈川臨海鉄道という貨物専用の鉄道が走っておりまして、ここから工業地帯の工場とつながった専用線を経由して貨物輸送を行っているという、縁の下の力持ち的な路線になります。
ふだんあまりお目にかかる機会も無いので、今回は興味津々で見学させていただきました。
相当に古そうなディーゼル機関車が、貨物列車の前後を行ったり来たりしながら忙しく走り回る様子は、ほんとうに見ていて飽きない(笑)

しばし川崎貨物駅での撮影ミッションを終えたところで多摩川を左岸へ渡り、次に向かったのはみなさんご存じの『羽田空港』こと東京国際空港!

2021年に開通した『多摩川スカイブリッジ』のおかげで、川崎と羽田のアクセスが劇的に改善されたのは、サイクリストにもうれしいメリットでした。

河口まで出てから右岸⇔左岸と行き来できるのは、サイクリングの自由度が上がって非常に便利な存在♪♪

時はお昼すぎ、羽田空港までやってきたところで、とりあえずランチを頂くことにしましょう♪♪

さすがというべきか空港内には、あらゆる分野のレストランがあって選ぶので迷子になってしまう…

結局、最近羽田空港通い詰めているスタッフ金丸オススメの、カレーうどん専門店『cuud(クウド)』に入って、こだわりのカレーうどんを堪能しました。

羽田空港って本当に何でもあって、館内に入れば空調も効いているので、多摩川サイクリングの折り返しに寄り道して休憩すのも本当におすすめです(笑)

ということで、後半は展望デッキに出て飛行機撮影大会!!

しかしこの日は相当な晴天でして、日差しを遮るもののないデッキにいると日光しが強烈で、気づいた時にはうしろ半身が日焼けで相当やられていました(汗)

みなさんもお越しの際は日焼け対策を万全に…

今回は風向きも考慮して空港第2ターミナルの展望デッキから撮影するのがよろし、という金丸カメラマンの判断でやって来ましたが、ほとんど途切れることなく、列をなして離発着が続くのでけっこう忙しい(汗)

ここからは金丸カメラマンの独壇場!

ここまで重たい600mmレンズを背負ってきた甲斐あって、遠くの被写体もバッチリとらえて撮りまくり!!

いろいろ構図を変えながら、背景に東京スカイツリーを入れてみたり…

思いっきりコクピットに寄ってみたり…

地上職員が動き回って仕事をしている風景も見ていて楽しかったです♥

そうこうしていると、滑走路の向こうを疾走する青い船が…

あれは先日乗船した、東海汽船の高速ジェット船『セブンアイランド結』ちゃんではないですか!

↓↓その時のライドブログはコチラ↓↓

春の南房総サイクリング!!電車とフネが主役の輪行ライド

こちらの船も航空機メーカーのボーイング社が開発したもので、船なのにボーイング929という形式番号を持つあたり、飛行機との縁を感じさせてくれて興味深いものがあります(笑)

国内線の航空会社だけでなく、時折海外の航空会社の飛行機もやって来るので、こちらも見ていて飽きません。

そうこうしているうちに、太陽も西にだいぶ傾いてきて、そろそろ次のミッション備えて移動のお時間となりました。

羽田空港を去る前、道中の安全を祈願するために『旧穴守稲荷神社大鳥居』にお参りしてゆくことにします。

この大鳥居がパワースポットと言われていますが、1929年にこの大鳥居が建立された当時はこの場所ではなく、現在B滑走路になっている場所にあったのだそう…

戦後、米軍に羽田飛行場が接収された際、この大鳥居を移動しようとしたものの、地盤が固くて動かすことが出来ず、また工事中事故が起こったりして、しだいに「大鳥居のたたり」と呼ばれるようなり、ながらく移動されることもなく羽田空港を見守っていたようですが…

結局、1999年の拡張工事に際して現在の位置に移動されたそうですが、果たしてその時はたたりは無かったのか?などとちょっと気にもなりますが、まあそんな都市伝説めいた話もある大鳥居なのでした(笑)

帰路は多摩川の左岸を遡ってゆきましたが、ここでもレトロで重厚な水門に出会いました。

気になって止まってみると、なにやら解説板が…

こちらは『六郷水門』と呼ばれ、昭和6年(1931年)の竣工だそうです。

丸みを帯びたモダンなデザインのコンクリート製門柱に、昔の人のこだわりが感じられますが、90年をすぎた現在でも現役の水門として使われているのだから、歴史の重みを感じてしまいますね。

寄り道で時間を喰ってしまいましたが、約束の時間に遅れるワケにはいかないので、急ぎ足に西日が落ちてきた多摩川サイクリングロードを遡ってゆきます。

そしてやってきたのが丸子橋の横を走る東海道新幹線の多摩川橋梁!!

ここが本日のメインイベント会場でして、この日の夕方に通過する予定の『アレ』目指して、この時間に合わせてやって来たのでした。

9月も下旬に近づくと日没時間も日に日に早くなり、この日もお目当ての列車の通過時刻と、日没時刻がほぼ同じということで気を揉んだのですが…

やって来たのは、幸せの黄色い新幹線こと『ドクターイエロ-』♥♥♥

時刻は17:40すぎ、1分毎に暗くなってゆく手に汗にぎる展開でしたが、なんとか間に合って良かったぁ♪♪

黄色い車体のドクターイエローも引退までカウントダウンに入りつつあり、この日も撮り鉄の方々で軽く賑わっていましたが、みなさん紳士的で静かに楽しんでおられました(笑)

ちなみにドクターイエローの走行時刻は非公開とされていますが、ネット上で調べるとまあまあ情報が上がっているので、興味のある方は参考にしてください!

ということで、この日のミッションはこれにて終了…

このあとは真っ暗い多摩川サイクリングロードを走って帰宅したのでした。

次はどこに行こうか話し合っている今日この頃。もしかした続編が出るかもしれませんので、期待はせずに次回をお待ちください(笑)

 


バイクプラス多摩センター店外観写真

バイクプラス多摩センター店

こちらのブログは私たち多摩店スタッフが書きました!