ワンバイエス グランベース ステム一体型ハンドル取り付け&レビュー

2024年10月27日by 戸田バイクプラス

こんにちは!戸田店中村です!

早速ですが、皆さん!自転車カスタムしてますか?

カスタムして自分色にだんだん車体が染まっていくのを眺めるのも自転車の楽しみの一つだと思います♪

私がここ一年乗っているTREK エモンダALR5のカスタム紹介をシリーズにしていこうかと思います!

第三弾にして明かされる私のエモンダALRのカスタムのコンセプトは「アルミフレームでもヒルクライムとロングライドを楽して走りたい!」

第三弾はコチラ!ドーン!

 OnebyESU/ワンバイエス グランベース ステム一体型ハンドル

ピンクと青のバーテープの巻いてあるグランベースステム一体ハンドルバーの写真

 ▶製品詳細:OneByEsu グランベース 

メーカーの展示会で試作品とコンセプトが発表されてからずっと楽しみにしていたステム一体型ハンドルです。

今回紹介するワンバイエスのグランベースは、よく言うと一個一個の形状に意味を持たせた、カーボンだからこそ出来るカーボンならではのハンドル、あえて悪く言うなら見た目のクセが強いハンドル、そんな一本です。見た目に惚れたら買いです!

一般的なステム一体型ハンドルは、エアロだったり超軽量、超高剛性だったりと、メーカーの威信をかけたとても尖ったスペックのハイエンドレース機材というイメージですが、このグランベースはどちらかというと操作感や快適性を優先している珍しいタイプのステム一体型ハンドルです。

しかもステム一体型ハンドルのカテゴリで考えると、かなり安価な部類に入るところもありがたい所です。

ワンバイエスのパーツは結構コンセプトが好きで、以前書いたチェックポイントSLRのパーツ紹介の記事でもワンバイエスのハンドルを紹介してます♪

気になる方はこちらもどうぞ!

・ビワイチ・サドイチを走った車体紹介&装備選びのコツ!

話しが脱線しましたが、この一体型ハンドルのメーカーコンセプトが

「一括りの操縦桿」

ハンドルとステムの組み合わせには

  • アルミステム+アルミハンドル
  • アルミステム+カーボンハンドル
  • カーボンステム+アルミハンドル
  • カーボンステム+カーボンハンドル
  • カーボンステムハンドル一体型

チタンとかクロモリとか竹とかの話をし始めるとややこしくなるので、ポピュラーどころで言うと、このような組み合わせが色々あると思います。

それぞれ同じ寸法でも組み合わせの違いで意外と一体感や操作感、路面の情報伝達が違うものになります。

また、ステムとハンドルが別になっているという事は、それぞれの接合部と材質の違いが存在します。一体型の場合、力が加わった際のたわみ方や、振動の伝達につなぎ目や素材差がないため明確な違いがあります。

それを踏まえたうえで、私がステム一体型ハンドルに対して感じる一番のメリットは、路面の情報やハンドルからの入力の情報が素直に、真っ直ぐ入ってくる感覚、フィーリングの話になりますがそこに尽きると思っています。

ただ、それを良し悪しの二元論で語るのもナンセンスで、最終的には素材と組み合わせの感覚の好みになるとは思いますが、ただステム一体型ハンドルが組み合わせ的に一番雑味の無い素直な感覚なので違いを感じ取りやすく、そこにメーカーコンセプトである「一括りの操縦桿」を感じれると思います。

 

【OnebyESU/ワンバイエス グランベースのスペック】

  • 素材:フルカーボンモノコック
  • サイズ・SM(340/410)ステム長50mm、ML(390/460mm)ステム長80mm
  • フレア角・SMフレア18°、MLフレア16°
  • フォークコラム・1-1/8"
  • コラムハイト・36mm
  • ステム角度・90°
  • 重量・SM261g、ML286g

スペック関連で言うと、最新のTREKのマドンGEN8のステム一体ハンドルより実は軽量で、エアロや剛性を無視して純粋に重量の面で見ればスペック面でも優秀な一体型ハンドルになっています。

フレア形状の下ハンドルを映した正面の写真

サイズは2サイズ展開で両サイズ共にステムは短めで、ステム角度は0度と上向き、比較的上ハンドルハンドル幅は狭めで、下ハンドルは広めになっております。

ハンドルを側面から見た写真

私が普段使っているハンドルやステムと比較するとMLサイズでも2サイズぐらい小さいので、幅などの寸法の話だけだと、普段なら選択肢にすら入りませんが、ステム長とステム角度が秀逸で、私の場合フレア形状の下ハンドルがおおよそ普段の上ハンドルの位置と幅になるので、下ハンドルを使う比重を増やすと案外普通に使う事ができます。

斜め前ポから見たハンドルの写真

上ハンドルもかなりアップライトにはなるのでリラックスした姿勢を取りつつ、昨今のエアロのトレンドである幅が狭いハンドルの恩恵も受けられ、巡行しやすい姿勢が取れます。そういう意味ではロングライドを楽に!というカスタムコンセプトと一致しています。

ざっくりいうとエアロでアップライトの上ハンドル、どっりし構えつつ楽な姿勢の下ハンドルを使い分けるハンドルっという位置づけになります。

 

使用感の話をすると、剛性はどちらかというと高い方ではなく、振動吸収や路面をタイヤが逃がさないトラクションを掛けやすい優しい硬さになっていて、ロングライド向けの味付けになっています。

グランベースステム一体型ハンドルの全体写真

ハンドルの形状が全体的にかなり特徴的で、カーボンという素材を最大限に生かした造形をしています。

バーテープをまく前のグランベースステム一体型ハンドルのブラケットを握った際に空間を作るフィットゾーンに赤まるで記した写真

ブラケットを握った時に指を握りこみやすいフィットゾーンと呼ばれる造形があり操作感が高められています。

グランベースステム一体型ハンドルバー縊れてる下ハンドルの写真

下ハンドルも正面から見て細身な形状になっていて脇の締めやすい形をしています。 

手を置きやすいくぼみのあるブレンベースの写真

上ハンドルのブラケットに向かう部分にもくぼみがあり、丁度手のひらを置いたときにフィットして気持ちよいです。

とにかくいろいろな箇所に握りやすくなるような独自の快適設計をふんだんに盛り込んだ造形になっているので、疲労の分散の観点からもゆったりとしたロングライドにもってこいです♪

グランベースステム一体型ハンドルの裏面の写真

ハンドルの裏側は、ワイヤを内装する穴や、ワイヤを外装にした際もスッキリとまとめれる溝が彫ってあるので、ワイヤやブレーキホースを綺麗にバーテープ内に納めれるのもメカニック目線でグッドです!

 

グランベースに取付られた専用サイクルコンピューター取付台座の写真

 

一体ハンドルだとアクセサリーの取り付け方法が限られますが、グランベースにはオプションで取付台座があるので、サイクルコンピュータやライトをシームレスに取付することが出来ます。

OnebyESU(ワンバイエス)グランベース用ベースマウント

グランベースにサイクルコンピューターとTREKのブレンダーを使って取り付けたライトの写真

またありがたいことにTREKのアクセサリー取付台座のブレンダーとも互換性があるのでTREKのお気に入りのライトもポン付け出来ます♪

まとめ

いかがだったでしょうか?独特の形状が癖になる乗れば乗るほど味が出るタイプの一体型ハンドルになってます♪バイクプラスではフィッティングも行っているので、ワンバイエスのグランベースに限らず、一体型ハンドルに交換する際は確認も含めて意外と乗り方の変化などがあるので、フィッティングをしてみても良いと思います。

こちらからご購入いただけます
\\  OneByEsu グランベース //

 


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バイクプラス戸田彩湖店

こちらのブログは戸田さいこ店スタッフが書きました!