マックオフのX3ダーティチェーンマシン 高密度ブラシと四方を囲う反発力が特徴のヘラで綺麗スッキリ!
マックオフのX3ダーティチェーンマシーン、ご存知ですか?
この手のチェーンマシンは何度も使ったことがあるのですが、構造的にはマックオフのチェーンマシンが一番汚れを落としてくれそう...と思いながら一度も使ったことがなかったので、思い切って使ってみました。
使ってみた結果どうだったかって? もちろんグー👍と思ったわけです。自信をもっておすすめできるチェーンマシンです。
が、付属の洗浄液がなくなり大容量ボトルを使い始めたときに誰もがオモシロイ壁に直面するはずです。今回はその壁を越えるアイデアもご紹介したいと思っています。
ということで、こりゃいい👍と感じた多くのポイントと、大ボトルに切り替える時の工夫についてもじっくりとご紹介させていただきます。
また、今回使用したその他用品も最後にご紹介しますので、そちらもぜひチェックしてみてください。床に敷いている完全防水のマットも絶賛売り出し中です。送料無料でお送りできます。
ちなみにチェーンマシンの使い方は簡単です。パッケージのQRコードからもご覧になれますが、マックオフ🇬🇧の動画を最後に貼っておきますので、そちらでご確認ください。とにかく超カンタンです。
それではまいりましょう❗️
パワフル洗浄力でGravelやMTB好きの心を鷲掴みにしているマックオフドライブトレインクリーナーと、このX3ダーティチェーンマシンの洗浄力の組み合わせはスゴイ
まずはビフォー&アフターのチェーン画像からみていきましょう。食器用洗剤や洗濯洗剤、ダイエット食品などと同じで、使用前使用後のインパクト(ツカミ)が大事です。
こちらがビフォーの画像
絵的にはあまりインパクトはありませんが、なかなかジョリジョリ汚れです。所沢スタッフが通勤で使用しているロードバイクのチェーン。グラベルでも走ってきたのかと思う汚れ具合。動かすとジョリジョリと音がします。
画像を大きくするとさらにわかりやすいですが、これは非常にマズイ状態です。荒い研磨剤のペーストが塗られているようなもの。このままではチェーンの摩耗もスプロケットやチェーンリングの摩耗も一気に進んでしまいます。
こちらがアフターの画像
流石に小砂利を沢山含んだ油汚れでしたので、小砂利がなかなか落ちきらず今回は2回戦行いましたが、先程の状態のチェーンがクランクをクルクルクルクル回すというお手軽な方法でここまで綺麗にできるなんて❗️
やはり睨んでいた通り、よく考えて作られているチェーンマシンです。
マックオフ X3 ダーティ チェーン マシン のここがいい
スプレータイプよりも確実にチェーンを狙い撃ちできる
スプレータイプとは違い、洗浄液をチェーンの真上からチェーンだけを狙い撃ちしてかけることができるので、チェーンのみ(またはついでにクランクなども綺麗に拭き掃除をしたい場合もアリ)を洗浄したいときに本当に便利。
的確に少量ずつクリーナーをチェーンに垂らすことができる
上部の洗浄液プールに入れておいた綺麗な洗浄液は、ピンクのポッチを下に押すことで少量ずつチェーンに流れていきます。ポッチを押す量でクリーナーの流量も変わります。ポッチを押しながらクランクをゆっくりと回し、チェーンに一周洗浄液を馴染ませて2分ほど放置するとさらに汚れ落ちが良くなります。
洗浄後の汚れた液体をチェーンと完全分離できる
マックオフのチェーンマシーンを使っていてとてもユニークだと思うところ一つが、新鮮な洗浄液と汚れた洗浄液を完全分離できること。常に綺麗な洗浄液で洗浄ができるのです。
新鮮な洗浄液と汚れた洗浄液が分離されないチェーンマシンでは、洗浄液が綺麗なのは最初の一瞬だけ。洗浄液のビフォー&アフターを眺めながら掃除ができるのは実に楽しい!
液量の節約にもつながっているのではないでしょうか。
他社よりも周囲へこぼれる量が少ない
液を2回分使用した後の床の様子、ちょうどクランク下あたりがやはり多くなります。
でも、垂れる量は他社より少ない
どのくらい垂れるんだろうというところを気にしながら緩急つけ何度もクランクを回したので、じっくりゆっくり回すより多くこぼれていえうと思われますが、たっぷり入った洗浄液のプールの中をチェーンが潜って泳ぐようなチェーンマシンと比較すると、チェーンに付着していく液量はやはり圧倒的に少ない。だから落下量は絶対的に少なくてすむ! これはかなりの注目すべきポイントです。
こぼす可能性もこぼれる量も少ない
また、ありきたりなチェーンマシンは、少し水平レベルが狂ったり、暴れたりしてしまうだけでドバドバと洗浄液が漏れ出すことがあるのですが、上部に溜まっている新鮮な洗浄液がドバドバと漏れ出すことは構造上まずありませんのでかなり安心感があります。
下に溜まってくる汚れた洗浄液も、空っぽからスタートして徐々に溜まってくるので、こぼれ出すリスクは最小限に抑えられています。
これなら、クランクを後ろ回しにしているときにチェーンリングからチェーンが脱落してしまったとしても、慌てることなくリカバーできます。
ブラシやヘラ(スポンジではなくヘラなのがポイント)など汚れを落とすタッチポイントが120もある
ブラシとスポンジの組み合わせがよくあるチェーンマシンの構造ですが、マックオフのチェーンマシンはブラシとヘラの組み合わせ。
スポンジではなく沢山の樹脂製ヘラで上下左右から汚れを掻き落とす構造になっています。そこが優れている点です。
またさらに素晴らしいのがブラシの毛量!! 他社を圧倒するほど!!
それだけで使いたくなる、おすすめしたくなるシロモノです。
さてここで私がチェーンのお掃除にスポンジが向かないと思っている理由について説明したいと思います。
スポンジよりもヘラが向いていると思う理由
スポンジの良い点は、泡立ちの良さと表面を傷つけにくいソフトな素材感。土砂が積もっていない(もしくは土砂を洗い流した後の)塗装面を傷つけずにクリーミーな泡であまり強くゴシゴシと擦ることなくクリーニングするのには適していますが、ねっとりでジョリジョリしているチェーンのお掃除にスポンジの良さはあまり活かしきれません。
また、大きめの溶けない硬い汚れがどんどんスポンジ表面に詰まっていき結局はねっとりとした油とキズをつけやすい土砂がとどまってしまうという点も、スポンジはあまりチェーンの掃除には適さないと思っている部分です。
そもそもチェーンの汚れは土砂を纏い粘度がました油汚れの場合が多く、界面活性剤の泡で落とせる程の軽いタイプの汚れではありません。
「洗浄液で溶かす」「ブラシでこする」に加えて、「スポンジでなびる」ではなく「ヘラでこそげ落とす」を選択したマックオフのチェーンマシンは、なかなかよく考えていると思うわけです。
チェーン内側の汚れをたくさんのブラシで掻き出し、チェーン外側の汚れも的確にブラシで落とし、さらに上下左右から硬めのヘラで汚れを削ぎ落とす...最高です。
ちなみに、残りがちな微細な粒子の汚れはマイクロファイバーウェスで洗浄液を拭き取るついでに拭い去ることができますので、スポンジより沢山のヘラを搭載しているマックオフのチェーンマシンは優秀なのではないかと思うわけです。
内部のブラシとヘラは分解洗浄可能・消耗したら交換も可能
ブラシとヘラは簡単に取り外すことができるので、マシンの洗浄も楽ちん。スペアパーツとしても販売されているので傷んできたら交換することもできます。
ちなみにハンドルは着脱式で嵩張らずに収納できます。上下逆さに取り付けることもできます。
色々と細かな部分をご紹介してきましたが、以上が「良いじゃんかマックオフのチェーンマシン!」と感じる部分です。
続きまして付属の洗浄液がなくなり大容量タイプを購入したときに直面する課題への対処法をご紹介します。
大ボトルからマシンへの注入が大変そう...という問題の対処法
付属のドライブトレインクリーナーがなくなったら、ぜひコストパフォーマンスが高い大容量ボトルをお求めください。ただ、マシンの注入口が小さくてそのまま大ボトルから注ぎ入れるのは正直不可能です。
その場合はマシン上面の4つの小さなネジを外し蓋を外して注ぐ必要がありますが、毎回毎回開け閉めするのはあまりにも面倒です。そこでバイクプラスから別の方法をご提案!
空になった付属の小ボトルの底をカットして、漏斗のように使用しよう!
チェーンマシンについてくる小ボトルが空になったらそこ面をカッターでカット。
漏斗のような役割として再利用!
大ボトルから注ぐ時に慎重に注ぐと容器を伝わって流れ溢れてしまいます。ここは思い切りよく注ぐのがコツです。
ぜひやってみてください。