ウルフトゥース 8-Bit Kit Two 持ってて良かった!!がひとつになったマルチツール

Wolf Tooth Components の 8-Bit Kit Twoは、持っててよかった!がひとつになったマルチツールこんにちは所沢店上泉(こうずみ)です! 芝犬を飼っている宮崎が最近どハマりしているのが Wolf Tooth Components というブランド。

聞くところによると芝犬はオオカミの血筋が色濃く残っている数少ない犬種なのだそうで、ウルフトゥースのロゴマークがもう可愛くてしかたないのだとか。その溺愛ぶりは、Wolf Tooth のロゴステッカーを新しい通勤バイクに貼ってしまうほど...(笑

そんな宮崎イチオシのウルフトゥースから今回は非常にユニークな多機能軽量マルチツール「8-Bit Kit Two」をご紹介!

商品はこちらの🔗からもお求めいただけます。

8-Bit Kit Two 商品ページ
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実際のKitに含まれる商品は金色ボルトではなく黒色です。カラーものは別売りの「8-Bit Pack Pliers」で揃えることができます。

Wolf Tooth の 8-Bit Kit Two は、多機能携帯工具なのに工具としてとても使いやすく、見た目を裏切る軽さ。

この非常によくできた軽量でコンパクトなツールキットには、ライド中に発生する恐れのあるトラブルのほとんどを修正するために必要なものが含まれています。スモールパーツのスペアを収納しておく機能も含めると26もの機能が!

これまでのサイクリング人生で、仲間内も含めて実際に経験してきた様々なトラブルにこれひとつで対応できます。グラベルライドやトレイルライドを楽しむサイクリストにとって、とても心強い携帯ツールです。もちろんロングライドや輪行好きにとっても。

個人的には、曲がってしまったディレイラーハンガーを素手である程度のところまで修正しなければならない時にもガイドとして使えそうな気も。(...と、某スタッフが言ってます笑)

コンパクトさばかりにこだわり過ぎて使い勝手をあまり考えていないのではないかと思わせる、ありふれたマルチツールと違い、力を入れやすいサイズ感なのに嵩張らずしかも軽量なところが、とにかくサイコー。

さらにこの携帯工具の凄いところは、3つのマルチツールをマグネットで繋ぎ合わせて一つにまとめるところ。その発想も独創的で素晴らしい。

ウルフトゥース 8ビットキットツーを手に持った写真

さすが、ナローワイドチェーンリングのパイオニアのウルフトゥースコンポーネント。目の付け所がウルフです。

3つの独立したマルチツールの集合体

ウルフトゥース8Bitキット2の3つをバラバラに手に乗せた写真

8-Bit Kit Twoは、「8-Bit Pack Pliers(左)」、「8-Bit Tire Lever + Disc Brake Tool(真ん中)」、「8-Bit Chainbreaker + Utility Knife Multi-Tool(右)」という、それぞれ単品販売されているマルチツールの集合体。

「8-Bit Pack Pliers」のボルト色ですが、写真のゴールドは単品売りのもので、セット売りのモノはブラックのみとなります。3つをバラバラで買うより少しお得です。

ちなみにキットとしての総重量は 171g、サイズは 146mm x 20mm x 28mmです。

キットを構成するそれぞれのツールについての詳細は後ほどご紹介します。全体像よりもまずは、何かが起きてしまった時に『コレほんと持っててよかった!』と心から思える機能の代表格をご紹介させてください。

これらがひとつのツールにまとまっているなんて夢のような話です。

『持っててよかった』と思える機能の代表格

繰り返しになりますが、このセットさえ持っていればまず大丈夫だろう...と思えるほどの機能の充実ぶりはサイコーです。

この軽量薄っぺら(だけど使い勝手の良いサイズ感)な工具にそこまでの機能が搭載されているの????これワンセットあれば不足はないじゃん!と感じる、非常にありがたい機能が満載です。

例えば...

① チューブレスタイヤのパンク修理キット

チューブレスタイヤのパンク修理

トレイルやグラベルを走っていると、根っこや岩肌でシーラントでは防ぎきれないパンクに見舞われてしまうことも。そんな時にチューブレスタイヤのパンク修理キットがあれば怖いものなし。

今までの常識では、マルチツール一つとチューブレスタイヤ用パンク修理キットを別々にもつようなイメージでしたが、どちらにしても持ち歩くマルチツールとワンセットで携行できるのは、ウルフトゥースの「8-Bit Kit Two」や「8-Bit Kit One」を除いて、なかなか他にありません。非常にユニークなマルチツールです。

② チェーンカッター

ウルフトゥースの 8Bit Kit Two のチェーンブレイカーを使用してチェーンピンを押し出そうとしている様子

変速トラブルやドロップオフで岩にヒットさせてしまったりした時に発生しやすいチェーンの捻れや破損。滅多に遭遇しないトラブルですが、十分にあり得るトラブルです。そんな時にこの工具があれば破損部分だけを除去できます。

③ チェーンのマスターリンクプライヤー

ウルフトゥース 8-BIT KIT TWO のマスターリンクプライヤーでチェーンのマスターリンクを外そうとしている様子

シフトトラブルでマスターリンクが壊れた時や、チェーン破損部分を取り除いた時に新しいマスターリンクでチェーンをつなぎ直すことができます。

写真にも写っているようにスペアのマスターリンク(別売)をツールの中に収納しておけるのもスンバラしいポイントです。小型マグネットがツールに埋め込まれておりそこにピッタリ収まります。

スペアのマスターリンクは携行しておく方が安心だと思ってはいながらも、なかなか収納場所に困るためほとんど携行することがないスモールパーツ。それをこんなところにスマートに収納できるなんて、サイコーです。

④ バルブコア工具

Wolf Tooth の 8-Bit kit Two のバルブコアツールを使用してバルブコアを回している様子

滅多にありませんが、バルブキャップをせずにトレイルやグラベルを走っていると、跳ね上げた岩や太めの枝などがヒットしてバルブコアが折れることもあります。折れるまでいかないないまでも、バルブ先端が曲がってしまった場合も空気を入れることも抜くこともできなくなる可能性が。そんな時のあったらいいな...がここに。

スペアのバルブコア(別売)をキットの「8-Bit Chainbreaker + Utility Knife Multi-Tool」の中に収納しておけば、この工具を使ってその場ですぐに交換ができちゃいます。(空気入れも忘れずに携帯していてくださいね)

⑤ ローターの歪みを修正する工具

ウルフトゥース 8ビットキットツーのローター修正工具でディスクブレーキのローターを修正している様子

険しいトレイルを走っているとローターに地球がヒットし曲がってしまうことも。そんな時にコレがあれば超安心です。曲がり具合にもよりますが、普通に走れるレベルまでの修正ならこれでなんとかなります。

ローター修正工具を使ってなんとか走れるようになればしめたもの。担いで歩く(=重たくてシンドイ)、ローターを外してライドを続ける(=止まれないので危険)...なんてことにならずにすみます。

ショップツールやホームツールと同じように、しっかりとテコが効く長さなのも「8-Bit Tire Lever + Disc Brake Tool」の優れたポイントです

⑥ バルブステムプライヤー

チューブレスバルブの固定ナットをウルフトゥースのマルチツールを使って締め付けている様子

出先で空気圧を微調整しようとバルブ先端の開け閉めを何度か繰り返していると、ふとした拍子にうっかりバルブごと回してしまい、チューブレスバルブを固定しているナットが少し緩んでしまうことも。

このナットは基本手で締められるくらいのトルクで充分固定できるんですが、しっかり固定されていないと走行中の振動でますます緩んでいってしまい、エア漏れを引き起こす可能性が...。そんな時あったら助かるのがこれ!  

 8-Bit Kit Two を構成する3つのツール

Wolf Tooth 8-Bit Kit Two の商品写真

① 8-Bit Pack Pliers(写真右)

Wolf Tooth 8-Bit Pack Pliersの写真

「8-Bit Pack Plier」は、8mm六角レンチとして使えるスイベルヘッドにビットを差し替えて使用するタイプの珍しいマルチツールです。

ちなみにビットが8個あるので8ビットです。このマルチツールの処理能力が1バイト程度しかない...ということではありません。

一般工具のビットよりもさらに小型軽量に作られた専用のビットが、軽量なアルミ削り出しで作られた薄い柄の部分に収納できるのが大きな特徴です。

グラベルやトレイルを主戦場とするサイクリストに必要な様々な工具を、使い勝手のいいカタチのままコンパクトに携行できるようにデザインされた工具なんです。

この軽くて薄っぺらい工具に搭載されている機能は17種類。

スポークレンチ、バルブコアレンチ、2mm六角、2.5mm六角、3mm六角、4mm六角、5mm六角、6mm六角、8mm六角、トルクスT10、トルクスT25、マイナスドライバー、プラスドライバー、マスターリンクプライヤー、バルブステムシーラントリムーバー、バルブステムロックナット締め付け工具、チェーンマスターリンク収納...です。

どーです?凄いと思いません?薄っぺらな工具なんて呼ばせません笑

こんなに多機能、人気なわけです。ボルトのカラー展開が豊富なのも嬉しいポイントかもしれません。

「8-Bit Pack Plier」の詳細は下記リンクボタンから。商品ページからお買い求めもいただけます。豊富なカラーもこちらからご確認ください。

② 8-Bit Tire Lever + Disc Brake Tool(写真真ん中)

搭載されている機能はタイヤレバーの他に、ディスクブレーキ周りのありがちなトラブルに対処するための工具である、ローター修正工具と8mmオープンレンチの合計3つの機能が。

チューブレスタイヤにはタイヤレバーを極力使わない方がいいですが、手で着脱ができないのだとすると道具に頼るしか道はありません。こちらのタイヤレバーは、外しにくいチューブレスタイヤでもしっかりと力を入れることができる長さなのが非常に素晴らしい。

さらにタイヤレバー先端は、プラスチック特有の細い線状のバリのようなものもなく、差し込みやすく傷付けにくい丸みを帯びた形状です。剛性の高い樹脂でできており、力がかかってもチューブレスタイヤのビードとリムを傷めないよう配慮されています。

ローター修正工具の隣にある8mmのオープンレンチは、ディスクブレーキホース取り付けボルトの締め付けチェックや増し締めに使用できます。 

③ 8-Bit Chainbreaker + Utility Knife Multi-Toolaa(写真左)

チェーンカッター、カッターナイフ&替え刃、3mm六角&タイヤプラグインサート工具、タイヤプラグ収納機能、クランクフィキシングボルト締め付け工具、バルブコア収納機能がまとまっています。 

「Wolf tooth 8-Bit Cainbreaker + Utility Knife Multi-Tool」の詳細は下記リンクボタンから。

最後に

ウルフトゥースの「8-BIT KIT TWO」のご紹介は以上となりますが、遭遇する可能性のあるほとんど全てのトラブルにコレひとつで対応できるなんて超便利なツールだと思いませんか?

もちろん運が良ければ携行しているだけで一生使わずに済む機能もあるかもしれませんが、先に画像付きで紹介させていただいた作業例は、実際どれもこれもワタシ自身か仲間内で、誰かが一度は経験したことのある処置に困った(もしくは燃えた)トラブルばかり

ぜひこのオオカミマークのマルチツール「8-Bit Kit Two」も転ばぬ先の杖としておひとついかがでしょうか?

🔗 Wolf Tooth Components Collection ページ ▶︎
https://bike-plus.com/collections/wolf-tooth-components

🔗 携帯工具・マルチツール Collection ページ ▶︎
https://bike-plus.com/collections/multi-tool

後日またブログにする予定で動いていますが、宮崎はキーホルダーになるこっちの工具の方がお気に入り😊

Wolf tooth 6-Bit Hex Wrench Multi-tool With Keychain(ウルフトゥース 6ビット ヘックスレンチ マルチツール キーホルダータイプ)

バイクプラス所沢店

こちらのブログは私たち所沢店スタッフが書きました!