魔法の乗り心地!?!ERGON CF オールロード プロカーボン シートポストを使ってみた!!

みなさんこんにちは!

輪行の旅をこよなく愛する"テツ店長"、こと多摩センター店スタッフ河井です。

今回は輪行からちょっと離れて、ロードバイクの乗り心地を大幅に改善してくれる、こちらのアイテムをご紹介します!!

ERGONシートポスト拡大

ここ1年あまり使用してきて、今やすっかり気に入ってしまったので、この場を借りて熱く語ってゆきたいと思います(笑)

アルミロードバイクの乗り心地ってやっぱり硬い…

そもそもなぜこのパーツに辿りついたという話なのですが…

ここ数年愛用しているバイクがトレックの「EMONDA ALR 5 DISC」、軽量で剛性も高く、走り性能は満足できるものの、アルミフレームの宿命か乗り心地がやや硬めという点だけが気になっていました。

過去のインプレ記事はコチラ→「エモンダ ALR 5 DISC WSDを買って乗ってみた

こればかりは弾性が低いというアルミ素材特有の性質もあって、路面からの突き上げ[衝撃]が、乗り手にダイレクトの伝わってきてしまうのが、玉に疵(キズ)なんですよねぇ…

アルミバイクの乗り心地をよくするために

そんなアルミフレームの弱点を改善すべく、まずは第一段階としてタイヤを一回り太いチューブレスタイヤに替えてみたところ、これはこれで十分な効果を得られたのでしたが…

人間欲深いもので、もう一段階快適性を高められないものかと見まわしてみて、目を付けたのがこちら!!

ERGON CF オールロード プロカーボン セットバック(←ご注文はこちら!!)

この製品、決して新しいモノでもなくて、7~8年前(たぶん)から販売はされていたものの、諸々の事情?でながらく日本のマーケットから消えていたのでした。

しかし最近にわかに復活してきたこともあって、満を持して購入してみたのでしたが、果たしてその成果はいかに…

なるほど納得の機能的な構造 

箱から出してさっそく弄んでみましたが、これがなかなかユニークな構造で、半円型の部材が二つ重ね、ボルトで固定して一本のシートポストを構成しています。

これがリーフスプリング機構と呼ばれるもので、リーフスプリング="板ばね"ということで、シートポストのしなりを最大限に活かして衝撃吸収性を高めたものなんですね♪♪

 

ERGONシートポスト横から

2本に分かれたカーボン部材が、先端にあるやぐら(サドルを固定する部分)と連結していますね。

ウンチク的には、この2本のリーフスプリングは19層の高性能複合素材で成形されてて、入力に応じて後方に屈曲するよう最適化されているのだそう…

これは見るからに効きそうです(^_-)-☆

ERGONシートポスト横から

そしてこの2本の部材をスライドさせることで、やぐらの角度を調整できるようになっているのと同時に、やぐらのピボット部(連結部分)が可動式になっていて、シートポストのしなりを制限しないようになっているのですね。

ちなみにテツ店長が購入したのは、セットバック(後退幅)が25mm付いたタイプで、これとは別にセットバックの無いタイプもありますので、ご自身の乗車姿勢に合わせてお選びいただくのが良いでしょう。

もしも自分の乗車姿勢がどうなのかわからない!と言う方は、バイクプラスの「フィッティング」サービスをご利用いただけますので、店頭スタッフまでご相談ください!

ERGONシートポスト正面から

こちらが正面から見たヤグラの構造。

横からサドルレールを挟む固定方式なので、楕円形のカーボンレールの付いたサドルを使用する際は、別パーツに交換する必要がありますのでご注意ください!

ERGON フリップヘッドキット(カーボンレール用)

*7x9㎜レール用なので、BONTRAGER製などの7x10㎜レールには使用できません

実際に取り付けて走ってみた感想は?

ということで、さっそく愛車のEMONDA ALR 5 DISCに装着して、あちこち走り回ってみました!

ERGONシートポスト乗車中

 

まず最初に言っておくと、シートポストのしなりによるフワフワとした感じは一切ありません!

乗り始めた当初は、思ったほど効果が無いのではないかと一瞬不安になったほどで、逆に剛性感は十分にあります。

しかし、走り慣れてきたころには路面からの振動・衝撃が加わった時にはシートポストがしなって、サドルの突き上げを適度に緩和してくれるのが体感できるようになってくると、すっかりその魅力の虜となってしまいました❤

いやぁ、これ本当に疲労度が目に見えて違うんですよ!

ビワイチ!

実際にロングライドでも使用してみましたが、お尻の痛みは大幅に減少!最後まで元気に走り切れて、もはや愛情が湧いてきたと言っても大げさではないくらい(笑)

琵琶湖一周に行ってきたブログはコチラ→ビワイチ(200km) 自転車で日本一デカい湖を一周する!

さらに言うと、こちらのシートポストはこれだけ凝った構造ながら、重量は240gしか無いので、重さのハンデもほとんどありません!【重量比較だとボントレガーのPROシートポスト(カーボン製)とほぼ同じ】

グランフォンド軽井沢ステッカー

昨年参加した自転車イベント『グランフォンド軽井沢』は、獲得標高1800m越えの山岳サイクリングで、上りが厳しいのに加え、舗装が荒れている区間も多く、上りと振動のダブルで体力を削られてゆくコースでしたが、最後まで好調に走り切れたのでした。

グランフォンド軽井沢のブログはコチラ→紅葉の秋『グランフォンド軽井沢』参戦編

重量増も気にならないレベルかつ、体力温存も図れるので、グランフォンドなどの山岳ロングライドイベントや、山サイクリングに出かける方にもぜひ使ってもらいたい逸品です!

じつは山道が路面が悪いところも多いですしね…

ERGONシートポスト横景

こんな自転車におススメします!

何はともあれアルミフレームのロードバイクとは抜群に相性が良いので、アルミロード乗りの方にはぜひ使っていただきたい!

エントリーライダーでアルミロードから始めて、だんだんロングライドにハマってきた方などには、うってつけのアップグレードパーツになると思いますよ♪♪

トレックのラインナップだと、エモンダALR、ドマーネAL、チェックポイントALRには超おすすめのパーツですね。

ちなみにこちらのシートポストは直径が27.2mmのワンサイズとなっておりますので、他メーカーの車体にお乗りの方は、まずはお乗りのバイクのシートポスト径をご確認ください。

またシートポスト突き出し量が145mm~245mm(フレーム上端~サドルレールまで)の範囲内におさまっていないと取付ができませんので、シートポストの突き出しが少ないという方は一度現車で確認してみてくださいね!

もちろんカーボンやクロモリといった素材のフレームと組み合わせても、上記の効果は発揮してくれるハズなので、自分のバイクの乗り心地を改善したいという方には、誰もがメリットを享受できるアイテムではないかと思います。

ということで、快適なサイクリングを希求するサイクリストのみなさん!

唯一無二の機能性シートポストを得て、幸せなサイクリングライフをお過ごしくださいね(*^^*)


バイクプラス多摩センター店外観写真

バイクプラス多摩センター店

こちらのブログは私たち多摩店スタッフが書きました!