所沢店ピザ窯DIY部 活動レポート Part10 ソロ活男子!?
「いよいよゴールが見えてきました!」
...と、3月のブログに書いてから何ヶ月?...久しぶりに行ってきましたピザ窯作りに!
今回のレポートは訳あって(笑える詳細は後ほど)現場監督が担当します!
いよいよ窯本体に着手
先週と今週で2週続けてのピザ窯DIY部の活動となりましたが、先週のうちに上の写真のように背面の壁とその脇のアーチ部分を途中まで完成させてあったので、本日いよいよアーチ部分に本格着手!
の前に先週の様子と一つご紹介したい出来事が👇
ツナギ女子(宮崎)の愛犬ぽんずに初めてあって大喜びの現場監督の娘もツナギで参戦。なぜか下半身泥まみれですが(笑
先週は、アーチの背面のレンガ積みが主な作業でした。レンガを割ったり切ったりして形を調整しながら積んでいきました。思うような形に調整できなかったため、アーチの弧の部分がどうしてもコンクリート多めになってしまいました。
と、これまでが先週のレポート。ここからがご紹介したい出来事になります。
なんと!! 秋の褒章 緑綬褒章を受賞🎉
わかってるよとツッコまれそうですが弊社ではありません、おおたかの森トラストのみなさんです。緑綬褒章は、長年にわたり社会奉仕に従事し、実績を挙げた個人や団体へ授与される褒章だそうです。凄い!
詳しくはおおたかの森トラストさんのホームページで。
いやー、何年か前に森の中を娘とMTBで走っていて何度もお見かけしお話をしたことがきっかけで所沢店の仲間達とボランティアに参加させていただいたり、それから何年にもわたり(いっこうに出来上がらない)ピザ窯を作らせてもらったりし、毎回楽しませていただいているところの皆様が、まさかまさかこんな凄いことになるなんて。感動です!
みなさんおめでとうございます!! お邪魔でなければこれからもちょいちょいお手伝いさせてください。
と、それでは本日の活動レポート「窯本体部分のレンガ積み」をお楽しみください。
本日は他の部員の到着を待たずに活動開始
何年も前から一番楽しみにしていた窯部分の煉瓦積みということもあって、現場監督はこの日も超張り切って一番乗り。おおたかの森トラストの皆さんと軽く挨拶を交わすと、今日は別の活動場所で丸一日作業の予定とのこと。
ピザ窯部の終了予定時刻より皆さんの帰りの方が遅い可能性もあるので、その場合は所沢店ピザ窯DIY部が施錠して帰ることに。現場監督は午後トレックさんとMTGの予定が入っていますので、皆さんの戻りを待たずに施錠して帰ることは確定です。
基本的にいつも写真撮影が主な役割の現場監督、みんなが(長年?)楽しみにしていた窯本体部分の煉瓦積みにすぐに取り掛かれるようにと、ツナギ女子達の到着の前に珍しく(今日に限って)ひとりで準備をスタート。
3人でできるので作業が早く進むと踏んで、アサヒキャスターを今日は午前から2袋50kgこねることに。
しかし前述の通り、写真撮影以外はホント役立たずの現場監督...
セメント袋のミシン目を開けられない!
いざアサヒキャスターを開封しようと思っても、今までみんながサッと開けていたミシン目の開け方がさっぱりわかりません(笑
あっちの糸を引っ張ってみたりこっちの人を引っ張ってみたり、ヤケクソになってとりあえず力一杯引っ張ってみたり。
しかし、どう頑張ってもみんなのようにサーッと開けられない(笑
...結局ハサミで開けることに。
そうこうしているうちにおおたかの森トラストの皆さんは出掛けて行きました。
ひと気がなくなり、小鳥たちが集まってきます。日差しも暖かく風もなく、シジュウカラたちの囀りがとても心地よい。
最高の1日の始まりです!
オレとオマエと大五郎のボトルで水を運ぶために入口が見えるあたりを何度か往復。珍しく扉が閉まっていることに違和感を感じつつも、入口の隙間からツナギ女子のモノらしきクルマが1台停まっているのを目視で確認。車の中でツナギにお着替え中かぽんずのお散歩中か?
いずれにしても終われば入って来るだろうと思い、すでに水を入れ始めてしまっているため急いでアサヒキャスターをこね始めます。
とにかく50kgのアサヒキャスターをこねくり回すのはシンドイ。考えてみたらこのツラい作業はアイダ設計や菊池工務店が主にやってもらっていたため、あまりやったことがありません。
アサヒキャスター25kgに対しての適切な水の量もわからない笑
「おーそこのツナギ女子ィィ♪ 俺の言うことを聞いてくれぇぇぇ♫ 俺を含め俺をぉ、そろそろ手伝ってほし〜な〜ぁ! お〜そこのツナギ女子ィィ♪」なんて感じで、重たいアサヒキャスターをひとり慣れない手つきで必死にこねくり回します。
...しかしいっこうにツナギ女子は現れません。
「流石におっそいな...」さっき扉が閉じられてたのもなんとなく気になるし...と、入口扉まで行ってみると、なんと外からゴッツイ南京錠で施錠されているではありませんか!
😱😱😱😱😱😱😱😱😱😱😱😱
しかも2つも!
😱😱😱😱😱😱😱😱😱😱😱😱
外から撮影した写真
この瞬間に、本日のソロ活が確定。近くのお蕎麦屋さんの鴨南蛮のおあずけも確定。要するにおおたかの森の皆さんが戻ってくるまでここから一歩も出られない笑
ワタクシ本日午後トレックさんとMTGの予定が入っているんです...。しかも初対面の方が遠方からわざわざ会いに来てくれるというのに遅刻はまずいです...。今日に限って昼には戻ってこないとなると...ひょっとしてMTG間に合わないかも???
いいや、そんなことはない。これまで遅くても2時くらいには帰ってくることがほとんどだった筈だ。いつも通りならMTGには余裕で間に合うはず。コンクリで汚れたツナギのまま向かうことにはなるが、最悪ダッシュで10分で行けるから大丈夫大丈夫...。
...と、この時点ではまさかあんな事態になるとは全然思ってもいません。
それに、ソロ活になろうが、蕎麦抜きになろうが、なんとなく嫌な予感がしていようが、今は心を乱されている場合ではありません。
そう、水と混じり合ったセメントはもう待ってはくれないのだ
50kgのアサヒキャスターが固まりはじめてしまう前に、ひとりぼっちで使い切らなければならないのです。。。とにかくひたすらに黙々とこねます。すると、微かにツナギ女子の声が聞こえてくるではありませんか。
「西村さ〜ん、鍵がかかってて入れませ〜ん笑」と。
ええええ、よ〜く存じ上げております。しかもとっくの昔に。でもね、そこのツナギが似合うお嬢さん...。この状況...ワタクシからしたら...
「さやかさ〜ん、外から施錠されていて出られませ〜ん」
...なのよね笑
敷地に入れない貴女より、敷地から出られない私のほうが、数倍も数万倍も面白いの(笑
と思いながら入口まで行き、「居てもしょうがないから帰っちゃっていいよ、2袋開けちゃったし、参っちゃったけど急いでやるしかないからひとりで頑張るよ」
...グスン😢
と言い残し、2つのゴツい南京錠によって固く閉ざされた扉を後にします。
ここ森の再生地はかつて資材置き場だった場所。今は生き物が沢山いて四季折々の風景を楽しめる武蔵野の森の姿に戻りつつある“屋外”とはいえ、四方を高い塀で囲われた八方塞がりの場所。
そんな場所にひとり閉じ込められるとは...なんてオイシ過ぎる状況なんだ笑
あ、南京錠越しに隙間からボクを見ていたツナギ女子もその愛犬ぽんずも、閉じ込められて出られない僕がおかしくて笑ってたのか...
不慣れながらもいい塩梅の粘度でコネコネを終え、一番楽しみにしていた窯部分の煉瓦積み作業に取り掛かり始めたところ、今度は遠くの方からもう一人のツナギ女子(妻)の声が聞こえてきます。
でももうこの場を離れて妻と会話している心の余裕はありません。そう、50kgという量の耐火コンクリートを前に現場監督は完全にテンパってますので。
すまん妻よ、耐火コンクリートは時間との戦いだ、オマエにかまっている時間などあるはずがない。
てんこ盛りのアサヒキャスター、チンタラしているとどんどん固まってきてしまいます。
今ここを離れ妻と会話をしたところで、「yo〜 ダブル南京錠ぉぅ、リアル軟禁状ぉぅ態♪」という状況は何一つ変わりません。
でも、そう...コンクリートだけは...無情にも刻々と固まってゆくのであります...笑
ああ妻よ、笑うがよい。存分に笑うがよい。ひとり閉じ込められている夫を、アサヒキャスター50kgに焦っている夫を、思う存分笑うがよい。
さあ一番楽しみにしていた部分の煉瓦積みに取り掛かるぞ
なぜか独りぼっちになっちゃったし、なんとなーくMTGに間に合わなそうないや〜な予感がしたままですがホントごめんなさい、窯部分の煉瓦積みはやっぱりすごく楽しい。うまくできたりできなかったりだけど、とにかく楽しい。
ある程度進んだところで心に余裕ができたので軽く手を洗いようやく写真を撮り始めます。撮った写真を見て、何度もチェックして間違いないと思って積んでいったはずなのに想定してた順番で積んでいない自分に気がつく...。
過去の焦りまくっていた自分にまたウケる。
今日積んだ部分はこんな感じに仕上がりました。黙っていれば誰も失敗に気づくことはなさそうなので問題なしです!
少しアサヒキャスターが残ってしまいましたが、やろうと思っていた部分はほぼ完成。遅くても1時くらいには片付けも完了しそうです。これなら余裕でMTGには間に合います。鍵さえ開けば。。。
しか〜し 待てど暮らせど戻ってこないおおたかの森トラストの皆さん
片付けを終えたら無性にお腹が空いてきました。美味しい鴨南蛮を食べる予定だったのに...。空腹も限界に達したのと、日没までの長期戦を覚悟し、自宅に戻ったツナギ女子(妻)に救援物資を依頼。トレックさんに遅れる可能性が高いことを連絡。
数十分後に救援物資を持ってきてくれましたが、閉ざされた扉の外側の開かれた世界からボクを見て笑っているではありませんか。
そういう反応待ってましたけど笑
サドルの上におにぎりと水を置き、施錠されたダブル南京錠と隙間から見えるボクをバックに楽しげに写真を撮っています。
「猛獣危険 近寄るな! 檻の中の動物に餌を与えないでくださいって書いてある」とか言いながら笑
隙間にはお腹を空かせイライラしている猛獣(ワタクシ)が鋭い目つきでこちら(あちら?)を見ています。
昔の上野動物園のトラみたいにオシッコかけるぞ、チクショー笑
救援物資は檻の隙間からは受け取れなかったので、上に放り投げてもらいなんとか受け取りました。ありがとう!!
その後もずっとボッチでして、トレックさんも次の予定があるためお帰りになりました。申し訳ございません🙇 塀の向こうに沈んでいく大きなオレンジ色の太陽をずっと眺めてました。この景色は一生忘れません笑
...で、午前10時に出動し結局帰還できたのは日没後。でもとても楽しく過ごせた1日でした😃
ピザ窯は春までには完成かな?