【徹底比較】Trek Domane SL5とSL6 2026年モデルの違いはここ!価格・装備・用途を解説
エンデュランスロードバイクの定番Trek Domaneシリーズ。2026年モデルのSL5とSL6は、見た目こそ似ていますが装備と性能に明確な違いがあります。本記事では、スペック表だけではわかりにくいその差を、自転車専門店の視点でわかりやすく解説します。

Domane SL5とSL6の違いをざっくり解説
2026年モデルのDomane SL5とSL6は、どちらも同じ500シリーズOCLVカーボンフレームを採用したエンデュランスロードバイクですが、細部の装備に大きな違いがあります。特に注目したいのは以下の3点です:
- 変速:SL5=機械式105 / SL6=電動105 Di2
- ホイール:SL5=アルミ / SL6=OCLVカーボン
- 重量:SL6の方が約200g軽い
カラーはSL5が2色、SL6が1色
お店に入荷した実車を見たスタッフのお気に入りは、SL5のコーラルフェードと、SL6のブロンズのフェード。

▲ Domane SL5
Gloss Ivy Smoke

▲ Domane SL5
Matte Era White / Glowstick / Coral Fade
各モデルの価格および詳細はこちらから。写真たっぷりでご紹介しています!
共通のフレームと基本設計
どちらもフレームは最新の第4世代Domane SLフレームを採用し、荒れたアスファルトや石畳、ちょっとしたグラベルで定評のある直進安定性と快適性、軽さのバランスが非常に高い設計です。IsoSpeedテクノロジーや内蔵ストレージ、ケーブル内装、太めの32mmタイヤといった機能は共通しています。
項目 | 共通仕様 |
---|---|
フレーム素材 | 500 Series OCLV カーボン |
タイヤクリアランス | 最大38mm(フェンダーなし) |
内蔵ストレージ | あり |
IsoSpeed | 搭載(リア) |
フェンダーマウント | あり |
つまり、快適性やツーリング適性はどちらも非常に高く、違いは“装備のグレード”に集中しています。
変速まわりの違い(機械式 vs 電動)
SL5はShimano 105 R7100の12速機械式変速、SL6はShimano 105 Di2(R7150)という電動12速を採用しています。
パーツ | SL5 | SL6 |
---|---|---|
シフター | 105 R7120(機械式) | 105 R7170(Di2電動) |
フロントディレイラー | 105 R7100 | 105 R7150 Di2 |
リアディレイラー | 105 R7100 | 105 R7150 Di2 |
変速性能・スピード・軽さ・見た目のスッキリ感でSL6に軍配。電動変速システムを体験してしまうともうメカニカルには戻れない...というサイクリストばかりです。きっと満足度は高いでしょう。SL5を購入して後々のアップグレードの楽しみとして残しておくのも手です。
ホイールとタイヤ:アルミとカーボンの違い
SL5はBontrager Paradigm Comp 23(アルミ)、SL6はAeolus Elite 35(カーボン)を装備。リムハイトや素材の違いが乗り味や走行抵抗に影響します。
ホイール | SL5 | SL6 |
---|---|---|
素材 | アルミ | OCLV カーボン |
リム高 | 23mm | 35mm |
チューブレス対応 | ◯ | ◯ |
高速域やロングライドでのアドバンテージを求めるならSL6。特に下りや巡航の伸びに違いが出ます。登坂ももちろん軽快です。通勤などの普段使いが多い方はSL5、週末のロングライドやイベント参加がメインならSL6がおすすめ。
重量の違いと乗り味への影響
公式スペックでSL5は9.09kg、SL6は8.89kgと約200gの差。電動変速のバッテリー込みでこの軽さは、カーボンホイールとDi2の組み合わせが効いている証拠。
ヒルクライム派や輪行を視野に入れている人には、軽さは明確なメリットになります。
価格差とその価値
SL5とSL6の価格差はおよそ18万円。この差がホイール・電動変速・軽さ・空力のトータルアップグレードと考えれば、コストパフォーマンス的にも納得できる構成です。
ただし「自分が楽しみたい性能」が何かを考えることが大切です。
どっちを選ぶ?こんな人にはSL5/SL6
タイプ | おすすめモデル |
---|---|
クロスバイクからの乗り換え | SL5:コスパ良く快適な一台を |
見た目と操作性にこだわりたい | SL6:電動変速の快感を |
週末ライド中心の初心者 | SL5:機械式で低コストでスタート |
ブルベやロングライド志向 | SL6:疲労軽減&巡航性能UP |
試乗やサイズフィッティングをして確かめてみよう
どちらも魅力的なエンデュランスロードバイクですが、やはり最終的には「乗ったフィーリング」が決め手。バイクプラス各店では試乗を推奨しています。
気になった方は、ぜひお気軽にお声がけください。オンラインから配送での購入も可能です。
