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  • Domane SL Gen4をグラベル仕様にカスタムする完全ガイド 

    2025年6月23日by 多摩バイクプラス

    こんにちは!バイクプラス多摩センターの森田です。今回は普段私の乗っているDomane SL Gen4をグラベル仕様にするとどうなるのか?という事が気になり実際にカスタイズして遊んできました!

    ちなみにベース車体のドマーネSL6 eTAPのインプレ記事も以前書かせて頂いたので、ご興味ある方はぜひこちらもどうぞ!ドマーネSLがどんなロードバイクなのかキャラクターがより理解できると思います。

    マドンやエモンダと比較すると、ドマーネの場合最大38Cまでのタイヤが装着可能なクリアランスを持つのが特徴のひとつとなっています。なのでタイヤ幅を変更すればその乗り味やスタイルを大きく変化させる事が可能なんですよ。

    ロードバイクならではのスピード感、そしてISOSPEED採用をする事で圧倒的な乗り心地の良さを持つドマーネSLシリーズ、オンロードだけでなく最近注目度のあがってきているグラベルライドもこんな感じでドマーネでも楽しめるんです。

    という事で今回カスタムしたグラベルスペックを早速ご紹介しましょう!


    はじめに

    Domane SL Gen4は快適なロングライドを楽しむロードバイクとして設計されています。

    その優れた振動吸収性とジオメトリーを活かして今回はグラベル仕様へとカスタムを行ないました。

    ロングライドを想定してデザインされたドマーネシリーズはハンドル位置がマドンよりも高く、長距離ライドで上半身に余裕のあるリラックスしたポジションが取りやすいエンデュランスジオメトリーを採用しています。

    なので未舗装路をハンドルポジションに余裕を持たせて楽しみたいというグラベルカスタムとはすこぶる相性は良いのです。

    ちなみにグラベルバイクとは、舗装路だけでなく、未舗装路や林道、砂利道をも走れるように設計されたバイクの事。オンロードを走るのとは一味違う、自由なライドスタイルや楽しさがあり人気上昇中。愛好者も増えてきていますね。

    Domane SL Gen4をグラベル仕様にカスタムして、快適なロングライドにとどまらずアドベンチャーライドも楽しめるようにしよう!というのが改めてですが、今回のコンセプトです。

    実際にタイヤサイズの変更やハンドル、ホイール、ドライブトレインなど手を加えたので参考になれば嬉しいです。


    Domane SL Gen4の特徴

    トレックのエンデュランスロードバイクシリーズの最新モデル、Domane SL Gen4はこんな特徴があります。

    特徴 詳細
    振動吸収性 ISOスピードテクノロジーにより、長時間のライドでも疲労を軽減。
    タイヤクリアランス 最大38Cのタイヤまで装着可能で、グラベルタイヤの装着も可能
    ダウンチューブストレージ フレーム内に収納スペースを備え、ツールや予備チューブの携帯が便利。内蔵することで雨や泥などにさらされる事が無いのもグラベルライドでのメリット

    ドマーネならでは特徴を生かしこれらのロードとしての快適に走破できる気持ちの良さを活かしつつカスタムしたいですね。


    グラベル仕様へのカスタムポイント

    Domane SL Gen4をグラベルスペックにするために重要なポイントとなるカスタマイズ。舗装路と未舗装路の両方を快適に走るために今回はコンポーネントやホイール、タイヤ、ハンドルなどをガラッと入れ替えてみました。

    1. タイヤの選択

    未舗装路を走るにあたって外せないのがタイヤ。凹凸のあるトレッドがある事はもちろん、低圧運用に利点のあるチューブレスシステム、ドマーネの場合はタイヤサイズの限界を(38CがMAX)考慮する必要がありますが純正のタイヤよりも幅広なものをチョイスしたいところ。

    ちなみに完成車デフォルトサイズは32C、マドンやエモンダよりも太いんですが未舗装路をがっつり走るにはやや不安が残ります。

    そこで今回は35Cのセミスリックのグラベル用タイヤをチョイス、雰囲気が変化したのがわかるのではないでしょうか?(ホイールも交換しております)

    • よりワイドなタイヤ : 幅広となり、エアボリュームが増える事で乗り心地UP。またそれによって空気圧調整の幅が広がる事が大きなメリット。空気圧を下げる事でコーナーでしっかりグリップを確保し、登坂時にしっかりトラクションをかける事が可能に。
    • チューブレス化: グラベルタイヤの性能を引き出すためにチューブレス化はぜひ行っておきたいところ。タイヤの部分でも触れましたが低圧運用とチューブレスはかなり相性が良いです。リム打ちなどのパンクに強くしなやかで快適な乗り心地が楽しめます。なおアグレッシブに攻めるライドスタンスならばリム破損などのトラブルを避けるためにタイヤインサートの装着をおすすめします。
    • グラベル専用トレッド: 楽しむ場所が比較的フラットなのか、ガレているかでおすすめとなるトレッドパターンは異なりますが、ドマーネSLの場合はフレーム、フォークとタイヤとのクリアランスが本格的なグラベルバイク程は確保されていません。元々ロードバイクスペックですのであまり凸凹していないセミスリック程度のパターンが個人的にはおすすめです。

    ちなみに今回試してみた結果把握したタイヤサイズの注意点もお伝えしておきましょう。38Cまで装着可能とメーカーではうたっていますが、グラベルタイヤに限っていえば35-36Cあたりが実際のタイヤクリアランスとの兼ね合いをみるとリミットとなりそうです。

    ツルツルしたスリックタイヤであれば38Cまで装着することは物理的には可能なのでしょうが、タイヤに対してフレーム、フォークの隙間をある程度確保しておかないと泥や枝などの障害物が詰まってしまうリスクはありそうです。35Cが装着されたこちらの写真を見て頂くと、そのイメージが伝わるのではないでしょうか。

    2. ハンドルバーの変更

    グラベルを楽しむ上でハンドルバー形状をフレアタイプのものに変更するのも良いでしょう。オンロードで下ハンドルを使用すれば通常より幅広になる事で上半身をリラックスさせた前傾姿勢をとる事ができます。

    そして未舗装路など荒れた路面は走る際には下ハンドルに荷重をかけやすくなります。そうすることで不用意にハンドルが取られづらくなり、バイクコントロールに余裕が生まれます。

    3. ギアコンポーネントをフロントシングル化

    今回のグラベルカスタムにあたって元々のフロントダブルの標準仕様からフロントシングルへコンポーネントをチェンジ。ベース車体がスラムライバルAXSなのでレバーやブレーキはそのまま生かしてカセット、クランク、チェーン、Rディレーラーを換装。配線のないワイヤレス仕様がこういうカスタマイズする時便利ですね。Fディレーラーは取っ払って軽量化に貢献してもらいましょう。

    見た目だけでなく実際にグラベルを走る際、変速をよりシンプルに行う事ができるのがフロントシングル化のメリット。実際ガタガタした路面でFディレーラーの変速を行なうのは結構気を使いますし、結果としてチェーン脱落のリスクも軽減します。

    細かいところでは、泥だらけになった時のギア周り掃除がしやすい。そして(好みの問題ですが)シンプルな見た目がカッコ良いかなと!



    この記事を書いた人

    BikePlusのスタッフ・専門家として、日頃の接客や実体験をもとに記事を執筆しています。

    森田 卓行(morita Takuyuki)

    森田 卓行(morita Takuyuki)

    旅と自転車のエキスパートバイクプラス多摩センター店自転車ショップ歴19年、趣味歴30年

    子どもの頃から輪行で日本各地を巡り、足かけ30年を経て2024年に北海道で日本一周を達成。翌2025年にはJR・私鉄を含むほぼすべての鉄道路線を完乗。酷道・林道・秘境・離島まで走破し、鉄道・飛行機・フェリーを駆使した“旅するロングライド”を得意としています。 旅好きが高じて国内旅行業務管理者の国家資格を取得。自転車と旅、両方の魅力を知り尽くしたエキスパートです。20歳の頃には3年間メッセンジャーとして働き、その後スポーツ自転車専門店やアウトドアショップで経験を積みました。 現在は、長年の知識とライド経験を活かし、組立・販売・フィッティングなど幅広い業務を担当。旅と自転車を軸に、「走る楽しさ」と「発見のあるライド」を提案しています。

    専門/得意分野

    • ロードバイク/マウンテンバイク/クロスバイクの販売整備及びフィッティング ライドスタイル:旅を主体にした輪行ロングライド/ヒルクライム/グラベルバイクやMTBでの離島や山岳サイクリング

    保有資格

    • 自転車安全整備士合格
    • 自転車技士
    • 国内旅行業務取扱管理者
    • 販売士2級
    • SBAA PLUS 認定者
    • Keeperコーティング技術バイシクルコース修了
    • Bosch eBike Systems Dealer Training Camp修了
    • TREK プレシジョンフィッター認定
    • TREK University 2025認定ガイド取得

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